巧手奪天工——現代に新生した伝統工芸
展示テーマ
巧手奪天工——現代に新生した伝統工芸
会期
2019年9月27日~2019年11月20日
会場
三階臨時展示ホール
「巧手奪天工---現代に新生した伝統工芸」の展覧会は2019年9月27日から11月20日まで成都博物館で開催されました。今回の展覧会は第七回中国成都国際無形文化遺産フェスティバルにおいて特定テーマ合同展の一つでした。無形文化遺産の継承者16名と、若者アーティスト10名が駆けつけてくれました。16種類100個近い精巧な作品を通して、伝統工芸の形成をまとめ、過去と未来をつなぎ合わせるその役目について討論し、参観者にも呼びかけ、伝統文化が現代での展開や未来への動向について一緒に考えていただきました。今回の展示品には、蜀繍、蜀錦、線条細工、磁器の竹編み、成都漆芸及び蔵族の金属鍛造技術、イ族の銀製飾り品の製造技術、羌族の刺繍、沪州分水の油傘など巨匠級の無形文化遺産が含まれていました。さらに、若者のアーティストによる現代的な作品も展示されました。彼らはクラシックとモダンを掛け合わせ、伝統工芸の保護と革新に積極的に参与しています。今回の展覧会のスタンスは、ただ作品を展示するだけでなく、様々なやり方で伝統工芸の背後に隠された芸術家たちの人生とその物語をも見てもらい、鑑賞した方に感動を与えようという狙いでした。伝統と現代に生まれる対比、作品と人物にある関係、それらを鑑みて、今日チャイナ・スタイルに影響された日常生活の美学を、伝統的な審美がどのようにして積み上げていくかを示しています。