1月14日より「映世菩提」の特別展が成都博物館一階で公に向け無料公開されました。この展覧会では、斬新な視点を取り入れ、成都地区で発掘された中国南朝の仏像を分析し、中国仏教の歴史上でその重要な役目を解読しようと試みています。また、陝西（せんしょう）、青州、鄴城（ぎょうじょう）などにある仏像とも合わせて、南北朝時代における仏像製造の芸術、その交流や受け入れを説明しています。同時に、展示されている中国南北朝の仏像を通して、中国・インド文明にある宗教、文化と芸術の交流だけでなく、南北朝時代に存在する文化の多様性、民族文化の大融合、それにシルクロードの重要都市と文化の中枢を担ってきた成都の歴史的地位をも反映しています。今回の展覧会は、8月まで公開の予定となります。