近世館珍品
劉湘の佩剣(国家三級文物)
1937年抗日戦争が勃発し、四川省主席の劉湘が自ら四川軍を率いて抗戦に挑み、民族救助の戦いに自らの命を捧げた。八年間続いた抗戦の間、四川から約300万人の兵士を送り出し、その人数は全体兵力の20%以上を占め、全国各省の先頭に立った。四川軍と四川籍兵士の足跡は全国津々浦々に及び、日本軍との22回にも渡る大規模の戦闘に参加し、また、インドやミャンマーと戦ったビルマの戦いにも出陣した。四川軍と四川籍の兵士の死傷者・失踪者数は64.6万人に上り、これもまた全国で一番重大な損失となった。