人と自然:ベーリン氏寄贈品展館珍品
コヨーテ
コヨーテ
Coyote
Canis latrans
目:食肉目 Carnivora
科:イヌ科 Canidae
属:イヌ属 Canis
分布:北アメリカ大陸、パナマ、アラスカ
保全状況:低危険(LC)
コヨーテはオオカミと近縁で、体長74~94㎝、尻尾の長さ26~37㎝、体重8~16㎏。体型は小型で、毛並みの色は灰色から赤褐色とあり、全身が黒色の個体も確認されています。尻尾の部分は厚く、毛の量も多いし、先端部分は一般的に黒色となります。コヨーテは家族群で、一夫一妻制となります。雄雌両方が協力して育児をしています。縄張り意識を持ち、遠吠えしたり、尿などで自分の領地に印を付けています。コヨーテの適応能力はとても高く、生息地の環境も多様で、熱帯地区から高山地区など、更には都市の中でも生存できます。コヨーテは賢い捕食者で、食べ物にもこだわらず、果物から、昆虫、小型哺乳類動物、更には大型の有蹄類動物や家畜にさえ牙を向くことがあります。